ジーン・セグラ二塁手が10回裏、1死三塁の場面で内野安打を放ち、2戦連続で勝利の立役者となった。フィリーズは3試合連続でのサヨナラ勝利をものにした。

9回に7-7の同点に追いつかれたフィリーズだが、10回に登板したアーチー・ブラッドリー投手が三者凡退とし、タイブレークの走者の生還を許さなかった。

その裏の攻撃でフィリーズはタイブレークの走者を三塁に進めるべく、ヤンキース守護神アロルディス・チャップマン投手に対して代打トラビス・ジャンコウスキーを送ってバントを敢行。同投手が打球を処理し、一塁に投げ急いで悪送球となった。

チャップマンは続くオドゥベル・ヘレラ中堅手をポップフライに打ち取って1死二、三塁となったところでセグラの一打は三塁方向への鋭いゴロに。三塁手のバックホームより先に三塁ランナーが生還した。

フィリーズのジョー・ジラルディ監督は試合後、「MLBで最もバントを成功させるのが難しい投手の球をバットに当て、さらに俊足で悪送球を誘った」とし、ジャンコウスキーの貢献がすべてだったとたたえた。(AP)