エンゼルス大谷翔平投手(26)が18日(日本時間19日)、自身のインスタグラムで今季球宴のホームランダービーに出場することを公表した。日本人メジャー選手では初。

また、球団によればエンゼルスでは8人目で、投手としてMLBのキャリアをスタートした選手としては初という。

場所はロッキーズの本拠地コロラド州デンバーで、7月12日(同13日)に開催される。高地でボールが飛びやすいと言われるクアーズ・フィールドが舞台。大谷はメジャー1年目に同地で試合前のフリー打撃を行い、150メートルの特大弾を連発したが、右肘を故障していた1年目、打者に専念した2年目も出場はかなわなかった。打撃進化を遂げている4年目、日本人メジャー初出場で初優勝が期待される。

また、球宴のファン投票DH部門では中間発表の時点で大谷がトップ。2位と約23万票差をつけており、ホームランダービー翌日に行われるオールスター戦の出場も確実視されている。

◆本塁打競争 オールスター戦前日に行われる人気イベント。出場8選手は球宴選出者の中から基本的に招待されるが、辞退者も多いため、過去には16年スタントン外野手(ヤンキース)ら未選出の優勝者も。前回19年から優勝賞金が100万ドル(約1億1000万円)に大幅アップとなり、競争は白熱した。準々決勝からの3ラウンド制はいずれも1対1で争い、勝った選手が次のラウンドに進む。15年以降は4分間で投球数は無制限。投球者はコーチや実父ら、好きな人を指名できる。また、440フィート(約134メートル)以上の特大弾を2本放てば30秒間のボーナスタイムが与えられた。19年はアロンソ内野手(メッツ)が優勝。現在、両リーグ本塁打1位タイのゲレロ内野手(ブルージェイズ)は1ラウンド40発、3ラウンド計91発のともに新記録をマークしたが、決勝は1本差で惜敗した。