エンゼルス大谷翔平投手(27)が、今季10度目となる投打のリアル二刀流で出場した。「2番投手」で出場。相手の先発右腕イオバルディと投げ合い、打席で対決する。大谷が今季4勝目を挙げれば、日米通算50勝に到達。また、打者で1発が出ればシーズン32本塁打で、04年の松井秀喜(ヤンキース)を超え、日本人最多の記録を更新する。

1番ヘルナンデスはカウント1-1からのシュート回転して真ん中に入った154キロの直球を捉えられ、右翼線への二塁打。いきなり無死二塁のピンチを背負った。2番バードゥーゴは一ゴロで1死三塁。3番は相手主砲のJ・Dマルティネス。カウント1-2からの高めの甘いスプリットは左中間最深部への大飛球。フェンス50センチ手前で左翼手がキャッチしたが、犠牲フライとなり1点を失った。4番ボガーツはピッチャー返しのゴロ。反応良くキャッチし、この回は1点で切り抜けた。

逆転して迎えた2回、5番ディバース、6番レンフローはともに内野ゴロ、7番アローヨは右飛。3者凡退で切り抜けた。

3回は、先頭サンタナをカウント1-1からの152キロ直球で二ゴロ。9番ウォンはカウント0-2から155キロの高め直球で空振り三振。この試合初めて、三振を奪った。打線は2巡目に入り、1番ヘルナンデス。外角高めの直球152キロを捉えた打球は右翼へ。一瞬ひやりとする当たりだったがフェンス1メートル手前でキャッチ。2回に続き、3者凡退で切り抜けた。

4回、バードゥーゴへの初球は111キロのカーブでタイミングを外す。だが、3球目の直球を左翼線へ運ばれ、二塁打となった。無死二塁のピンチで主砲のJ・Dマルティネス。初球は高め直球でストライク、2球目は外低めのスプリットがボール、3球目は真ん中低め直球がストライク。1-2と追い込んだ。最後は外低めへの156・9キロの直球で空振り三振を奪った。4番ボガーツは中飛、ディバースはカウント2-2から158・5キロの直球で詰まった二ゴロ。無失点で切り抜けた。ここまで46球、無四球で被安打2。