マーリンズの先発右腕パブロ・ロペス(25)が、先頭から9者連続奪三振をマークし、1900年以降の近代野球における奪三振記録を塗り替えた。ロペスにとってこの日は、1年前に父親のダニ-さんが急逝した日であり、万感の思いがこみ上げたという。

ロペスはこの日、初回先頭から2者連続で空振りの3球三振に仕留め、4回先頭を一ゴロに打ち取るまで9人の打者に対し7空振り、2見逃しというメジャー記録を樹立した。

ロペスは「今日は色々な感情がどっとこみ上げてきた。自分がキャリアを積む上で、父の存在は本当に大きかった」とコメント。「投げることができ、(このような成果を)達成できて、本当にうれしいし、心から特別に思う」と語った。

マーリンズのドン・マッティングリー​監督は、スコアボードのピッチカウントを最初に見た時のことを「見上げると、そこには11球で11ストライクと出ていたんだ。これは何かとんでもないことが起きつつあるぞという気持ちになったのは、あの瞬間だったね」と振り返った。(AP)