エンゼルス大谷翔平投手(27)が、ホームランダービーで獲得した賞金15万ドル(約1650万円)を球団スタッフに贈呈したことが明らかになった。

地元紙オレンジカウンティ・レジスター電子版が16日付で伝えたもので、トレーナーやクラブハウス職員、広報担当職員ら普段世話になっているサポートスタッフ約30人に感謝の印として、賞金全額を贈呈したという。記事を執筆したジェフ・フレッチャー記者によると、大谷はホームランダービーが行われる前から、金額にかかわらず賞金全額を贈呈することに決めていたという。優勝すれば100万ドル(約1億1000万円)、準優勝なら50万ドル(約5500万円)の高額賞金だった。大谷はナショナルズのソト外野手との激戦の末に1回戦で敗退したが、それでも賞金は15万ドルだった。

これが公になるや、ツイッターで米野球メディアから感銘の声が次々と上がった。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は「彼こそ最高の男」と称賛し、MLB公式のレット・ボリンガー記者は「気前の良さを示した」とコメント。スポーツイラストレーテッド公式は「オオタニこそがギフト(贈り物)だ」のコメントとともに拍手の絵文字を投稿した。