インディアンスのテリー・フランコナ監督(62)が、長引く体調面の問題に対処するため、今季残りを全休すると発表した。

昨季は春季キャンプ中から体調不良を訴え、胃腸や血栓の問題などで結局14試合しか指揮を執れなかったフランコナ監督。今年2月にはブドウ球菌感染症のために右足指の手術を受け、その後は保護用のブーツを履いていた。だが、これにより股関節の問題が悪化し、人工股関節置換術が必要になったという。

8月2日にも手術を受けるというフランコナ監督は、ZOOMを通じた会見で「健康でなければ、この仕事はできない。きちんと自分の仕事をできておらず、球団に対しフェアではないと感じる段階に来てしまった」とコメント。歩行など単純な動きでさえもできないほど厳しい状態だとし、「球場に行き、家に帰り、足を休めてベッドに寝る。それしかやっていない」と述べた。

フランコナ監督は、レッドソックス監督時代にワールドシリーズを2回制覇。2013年からはインディアンスで毎年勝ち越しており、殿堂入りのルー・ブードロー氏の持つ球団史上最多728勝まであと5勝となっている。(AP)