インディアンスで先発した24歳のトリストン・マッケンジー投手が、初回から23選手を連続でアウトに仕留める快投を披露したが、8回に被安打。あと4アウトというところで完全試合を逃した。

11点差という味方の援護を得て8回のマウンドに上がったマッケンジー。4番ヘイメル・カンデラリオ三塁手、5番レナト・ヌネス一塁手を塁に出さず、このままいけば球団にとって1981年5月以来の完全試合達成となるはずだった。

だが、6番ハロルド・カストロ遊撃手に4球目を打たれて記録達成ならず。それでも続くウィリ・カストロ左翼手を空振り三振に仕留めてこの日11奪三振とし、スタジアムに詰めかけた2万5684のファンからスタンディングオベーションを受けた。

マッケンジーは「かなり良い速球だったけど、相手を封じることはできなかった。だから十分ではなかったということだ」と振り返った。3回を終えるころには完全試合を意識するようになったが「ルーティンは変えなかった。今日を一言でまとめるなら『快調』かな。すぐに波に乗ることができ、それをキープできた」と話した。(AP)