右ふくらはぎの故障で5月を最後に戦列を離れているエンゼルスのマイク・トラウト外野手(30)が、試合中にベンチから実況のインタビューに応じ、同僚の大谷翔平投手(27)やケガの回復状況などについて言及した。

同カードは2年ぶりの「リトルリーグ・クラシック」として開催され、ESPNで全米中継された。4回にベンチ内でマイクをつけたトラウトが登場。実況から今季の大谷ついて問われると「アメージングだ。打者としての大変さは分かるけど、40本打って、かつ防御率3点以下。正直、リトルリーグを見ているようだよ。そして素晴らしいチームメートだ」と話した。今季の印象的なシーンには「ホームランを2本打った試合があったんだけど、1打席目で凡退した後に『基本的に内角の速球はライト、真ん中の緩い変化球はセンター、外のシンカーはレフトに』って言ったんだ。そしたら、次の打席で内角高めの速球をライトに、8回には外角シンカーをレフトにホームランにした。伝えたことを実際にやってのけたんだ。本当に特別だよ。彼のスイングとパワーは信じられない」と、大谷が今季20、21号本塁打を放った6月18日タイガース戦でのエピソードを紹介した。

自身の右ふくらはぎのケガの回復具合には「状態はいい。ただ、フルで練習を行うと次の日に痛みが残るから、毎日出場するのは今の時点では厳しいと思う。完全に回復し、ケガのことを気にせずプレーできる状態になれば復帰できる」と話した。