ドジャースの先発右腕マックス・シャーザー(37)が、史上19人目の3000奪三振を達成した。

大台まで残り「6」でマウンドに上がったシャーザーは、3回までに5三振を奪い、5回1死で5番ホズマーをフルカウントからチェンジアップで空振り三振に仕留めた。観客から盛大なスタンディングオベーションを受け、帽子を掲げて歓声に応えた。

8回1死でホズマーに二塁打を浴びるまでパーフェクトの快投で、8回を1安打無失点、9奪三振で14勝目(4敗)を挙げた。防御率2・17はメジャートップ。3000奪三振達成に「この気持ちを言葉に表すのは難しい。(3000三振を)成し遂げた選手はそんなに多くないし、達成するのはすごいこと」と話し、「僕にとって、これは耐久性の証しのようなもの。みんな毎年30試合以上に投げる能力は持っているけれど、これをできるだけの耐久力を持ち合わせている選手は多くない。積み上げてきた努力がこの瞬間につながったことがうれしい」と振り返った。

なお、2回には9球で3者三振を記録。同様のイニングは「完全無欠なイニング」と呼ばれ、自身3度目。キャリア3度達成はサンディー・コーファックス、クリス・セールに並びメジャー最多タイとなった。