レイズがア・リーグ一番乗りでポストシーズン進出を決めた。同地区ライバルのブルージェイズに快勝し、今季94勝59敗で、球団では初めて3年連続の進出となる。

試合は、3回に5番メドーズの3ランなどで一挙に6点を入れ、終始有利な展開。投手陣は6人による細かい継投だったが、リーグ屈指の強力打線をわずか4安打1失点に抑え、本塁打王争いでトップタイの3番ゲレロには2安打を許したものの被弾は阻止した。

8回には、7番キーアマイヤーが故意と思われる報復の死球を背中にぶつけられ、両ベンチから選手やコーチ陣が飛び出し言い合いになる不穏な場面もあった。キーアマイヤーはブルージェイズとの3連戦初戦の20日に、相手捕手がリストバンドの間に挟んでいたデータのメモを落とした際、それを拾って自軍のベンチに持ち帰り、両チームの間で一騒動となっていた。

レイズはア・リーグ東地区の優勝まではこの時点でマジック4。試合後はクラブハウスでポストシーズン進出決定の祝勝会が行われ、キャッシュ監督は「このチームを非常に誇りに思う」と話した。