パイレーツからFA(フリーエージェント)となっていた筒香嘉智外野手(29)の来季残留が基本合意したことが13日(日本時間14日)、分かった。

レッドソックス、アスレチックス、レンジャーズなど複数球団が興味を示す中、今季途中から移籍したパ軍と水面下で交渉を重ねてきた。詳細条件に折衝の余地を残すものの、大筋で合意した模様。1年契約で年俸400万ドル(約4億4000万円)前後とみられる。近日中にも正式発表される。

渡米2年目の今季はレイズ、ドジャースを経て、最終的にパ軍でプレーした。移籍後の8月以降、持ち前の長打力と勝負強さを発揮。43試合で打率2割6分8厘、8本塁打、25打点をマークした。公式戦終了直後から複数年契約を用意し、オファーを受けてきたパ軍の熱意を受け止めた。筒香は「来季のことは、まだ多くは話せませんが、いい準備をして臨むということは毎年、変わらない」と話すにとどめた。

カリフォルニア州カールスバッドでのゼネラルマネジャー(GM)会議で取材に応じたパ軍ベン・チェリントンGMは「幸運にもヨシを獲得して以来、彼はすばらしい仕事をしてくれた。我々はいろいろなことについて話している」としていた。