大リーグ機構は23日(日本時間24日)、大リーグ全体のベストナインに相当する「オールMLBチーム」を発表し、「二刀流」のエンゼルス大谷翔平投手(27)が指名打者(DH)でファーストチームに選出された。野手では日本選手初受賞。また、同じく最終候補にノミネートされていた先発投手部門でも、「次点ベストナイン」に相当するセカンドチームに選出された。

大谷は今季、打者で打率2割5分7厘、46本塁打、100打点。投手では23試合に先発して9勝2敗、防御率3・18。DHでは5人、先発投手では22人が最終候補入りしていた。

ファーストチーム入りしたのは、先発投手5人、救援投手2人、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、DHは各1人、外野手3人の計16人。「セカンドチーム」も同人数で発表された。

ファーストチームに選ばれたのは、捕手に48本塁打、121打点でア・リーグ2冠に輝いたサルバドール・ペレス(31=ロイヤルズ)、一塁手に48本塁打でタイトルを分け合ったウラジーミル・ゲレロ(22=ブルージェイズ)、二塁手に46本塁打などでア・リーグMVP得票3位だったマーカス・セミエン(31=ブルージェイズ)ら。

昨年は先発投手部門でカブスのダルビッシュ有投手(35=現パドレス)がファーストチーム、ツインズ前田健太投手(33)がセカンドチーム入り。全ポジションを通じ日本選手では初選出され、今年は野手初で大谷が選出された。