米総合格闘技団体UFCの親会社エンデバー・グループ・ホールディングスが8日(日本時間9日)、マイナーリーグの9球団を買収すると発表した。ヤンキース傘下3Aスクラントン、カブス傘下3AアイオワなどMLBの人気フランチャイズの傘下球団を中心に買い取ることが決まったという。マイナーリーグ球団の経営を足掛かりに、MLB球団の経営に参入するのではないかとみられている。

エンデバーはすでに、球場運営会社「ダイヤモンド・ベースボール・ホールディングス」を設立。スポンサー契約、マイナー試合のネット配信、球場内のフードサービスの向上、球場コンサートのブッキングなどを進めるという。

マイナーリーグはコロナ禍で昨季中止となり、球団数は今季から25%削減。今シーズンは2年ぶりの再開も、1年間中止の影響で経営難の球団が多く、マイナーリーグを取り巻く環境は厳しい。エンデバーは、マイナーの厳しい経営状況を好転させるべく、改革を進めていく方針だという。