昨季までレッドソックスで一塁コーチを務めていたトム・グッドウィン氏(53)が、MLBの新型コロナウイルスのワクチン接種義務化は「コーチに対するいじめだ」と批判した。

22日付のボストン・グローブ電子版によると、同氏はワクチンを接種していないため、ワクチン接種が義務化された昨季ポストシーズンにグラウンドに入ることができず、シーズン後にレ軍コーチの職を失った。

MLBでは、選手へはワクチン接種を義務化していないが、スタッフには義務化。同氏は「私は反ワクチンというわけではなく、MLBが昨年9月15日になっていきなりワクチン義務化を言い出したことに疑問を感じる。我々にも、コーチを守るための組合が必要だ」と主張した。

同氏はレッドソックス退団後の11月と12月に2度のワクチン接種を完了。現在は、ブレーブス傘下マイナーの外野インストラクターに就任している。