新労使協定を巡って選手会との交渉中のMLB機構が米連邦調停局(FMCS)に仲裁を要請したことに対し、選手会側は4日(日本時間5日)、拒否する声明を正式に発表した。

文書内では、これまで2カ月以上、ロックアウト(業務停止)したにもかかわらず、オーナー陣が修正案を提示せず、調停要請したことを指摘。「公平かつ適時に合意するためへの明確な道筋は、テーブルに戻ることだ。選手たちは交渉するために立ち上がっている」との声明を記した。

昨年12月2日にロックアウトとなって以来、トレードやFA(フリーエージェント)などすべての交渉が凍結。1月の交渉再開後、両者とも改正案を提示してきたが、双方の主張は平行線をたどり、2月中旬に予定されるキャンプインは延期される可能性が高まっている。