MLB公式サイトが15日、「最も奇妙な野球映画7選」と題した記事を掲載し、漫☆画太郎氏原作の「地獄甲子園」をトップバッターとして紹介した。

地獄甲子園は山口雄大氏が脚本と監督を務め、2002年に公開された実写映画。甲子園出場を目指す星道高校野球部の予選1回戦の対戦相手が、ルール無視の“殺人集団”こと外道高校だったという設定のもと、球児たちが死闘を繰り広げる内容となっている。

同サイトはこの映画を「バトルフィールド・ベースボール」と英語版タイトルで紹介し、「正直な話、登場人物の成長に関心があったり、最初から最後までスムーズに流れるあらすじを期待したりする人にとって、この映画はハズレかもしれない」とコメント。一方で「だが、ホラーから格闘技までの多彩なジャンルが入り乱れ、とにかく奇抜なもの(最終的にサイボーグになってしまうキャラが出てくる、とだけ言っておこう)を求める人にとっては、うってつけの映画である」と評した。

そして「投球シーンや打撃シーンを『伝統的な野球のシーン』と考えるのであれば、確かに本作にはその手のシーンが欠けている。だが、この映画の醍醐味(だいごみ)は、日本の高校野球部が超ラフプレーのバトルロワイヤルを繰り広げるという点なのだ。これ以上、何を望めるだろうか」と締めくくっている。