マーリンズの共同オーナー兼CEOを務める元ヤンキースのデレク・ジーター氏(47)が2月28日(日本時間3月1日)、同職から退きチームを離れると発表した。「マイアミ・マーリンズと私との関係性は本日で正式に終了する。今後はCEO、そして球団の株主ではなくなる」との声明を出した。退任の理由には「我々は5年前、チームを変えようとするビジョンを持っていた。そして、それを現実にするためにCEOとして誇りを持って取り組んできた」とした上で「球団と私とが思い描くチームの未来像にずれが生じた。シーズン開幕前の今が、身を引くふさわしいタイミングだと考えた」と説明した。最後には「素晴らしいスタッフ、ファン、選手、そしてマイアミのコミュニティー全体に、我々を受け入れてくれたことを感謝したい。球団は5年前よりも強くなっている。このチームの一員になれたことを本当に感謝している」と結んだ。なお、声明はマーリンズからではなく、広報通信社を通じて発表された。

マーリンズの筆頭オーナーのブルース・シャーマン氏は「マーリンズはデレクの貢献に感謝し、今後の活動の成功を祈っている」などとのコメントを出した。新CEOについては「我々の球団を引っ張る新たなCEOを模索する」としている。

ジーター氏とシャーマン氏のグループは17年9月にマーリンズを12億ドル(約1320億円)で買収。ジーター氏の持ち株比率は4%と伝えられている。買収後は低迷するチームを立て直すためにCEOに就任したが、状況は上向かなかった。20年には17年ぶりのポストシーズン進出を果たすも、在任期間の通算勝率は4割にとどまった(この期間中では全チーム中ワースト4位)。

現役時代はヤンキースの主将としてトップクラスの人気を誇り、5度のワールドシリーズ制覇に貢献。歴代6位の3465安打を放ち、オールスターに14度選ばれた。14年限りで引退し、20年に野球殿堂入り。満票に惜しくも1票届かなかったが、歴代2位の得票率99・7%で選出された。