米国の上院議員バーニー・サンダース氏(80)が、メジャーリーグを独占禁止法適用除外対象から取り除く「Save American Baseball Act」法案を提出する理由について説明した。米メディア「アスレチック」が22日(日本時間23日)、同議員がHBOに出演した際に発言したと報じた。

1922年に米最高裁が、日本の独占禁止法にあたる「反トラスト法」からMLBを除外対象とした。今年は100周年にあたり「今こそ、この億万長者たちは、自分たちの利益だけでなく、ファンやこの国の人々のニーズに目を向け始めるべきだと思います」とサンダース氏は語った。

これまでサンダースは、オーナー側がロックアウトを実施したことに関し、強く非難していた。また、21年シーズン前にマイナー40球団を削減したことにも憤りを感じていたという。独占禁止法の除外対象でなくなれば、競争が生まれると主張した。

昨年12月にはマイナー球団削減をめぐり、メジャー傘下を外れた4球団が、反トラスト法に違反するとして、MLBを提訴していた。