3度目の先発登板に臨んだエンゼルス大谷翔平投手(27)が、マウンドに上がる前に1打席のみならず2打席目がまわってくる珍事が起こった。

「1番投手」のリアル二刀流で出場。初回の第1打席は四球で出塁すると、相手右腕オドリッジの乱調もあって先攻のエンゼルス打線は初回から打者一巡の猛攻で6得点。1回2死満塁で大谷に早くも2打席目がまわり、左越え2点適時二塁打を放った。先発投手が登板前に2打席をこなしたのは、1900年以降の近代メジャーでは史上初めての出来事だった。

投手・大谷はここまで0勝2敗。防御率は7・56。アストロズには過去6試合で0勝3敗、防御率5・92と、ア・リーグ西地区の球団では唯一、勝ち星を挙げておらず、今季初勝利&ア軍戦初勝利がかかるマウンドとなっている。