2020年に巨人でプレーしたジェラルド・パーラ外野手(35)が8日、現役引退を発表した。巨人を1年で退団した後、古巣ナショナルズに戻り昨季はメジャーで53試合に出場したが、今季はマイナー契約から開幕メジャー入りが果たせず、傘下マイナーでプレーすることを拒否していた。今後はナショナルズのフロントで特別アシスタントを務めるという。

ベネズエラ出身のパーラは09年にダイヤモンドバックスでメジャーデビュー。19年途中にジャイアンツからナショナルズに移籍すると、登場曲「ベビー・シャーク」に合わせて両手をサメの口のように上下に動かすシャークダンスがファンの間で大流行。この年にチームはワールドシリーズ制覇を果たした。

巨人では47試合に出場し、打率2割6分7厘、4本塁打、56打点。メジャーでは6球団で12年プレーし、通算打率2割7分5厘、90本塁打、532打点だった。