エンゼルス大谷翔平投手(27)が、2戦連発となる豪快な8号決勝2ランを放った。「3番DH」で出場し、1回に中堅右へ今季最長の425フィート(約129・5メートル)弾。前日にメジャー通算100号に到達したが、この1発で日米通算150本塁打に王手をかけた。

1回1死一塁の第1打席で、右腕モンタスと対戦。4球目、95・9マイル(約154キロ)の高め速球を完璧に捉え、中堅右へ運んだ。角度32度、打球速度108・3マイル(約174キロ)で、打った瞬間に本塁打と分かる当たりだった。

前日はダブルヘッダー2試合に「3番DH」でフル出場。2試合目の第3打席でメジャー100号を放った。デーゲーム&ナイターの2試合から翌日デーゲームの第1打席に1発を放ち、打撃全開をアピールした。

第2打席は3回1死三塁から申告敬遠で出塁。5回の第3打席は二失で再び出塁した。その後、4番レンドンの打席で盗塁を試みたが、捕手からの好送球でタッチアウトとなった。

第4打席は8回1死一塁、右腕ヒメネスと対戦し、スライダーを引っかけて二ゴロに倒れたが、この間に一塁走者のウォードが三進。続くレンドンの中前適時打につなげ、貴重な追加点を挙げた。

チームは3点リードを守り、2連勝で貯金を今季最多11とした。37試合を終えた時点で貯金11以上は、1970年と2004年のシーズン以来で、18年ぶりの好成績。前日に続き、打者大谷がチームの勝利に貢献した。

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