エンゼルス大谷翔平投手(27)が、またしても“大谷キラー”の天敵にやられた。

2点リードの4回、1死一、二塁から6番ジョナ・ハイム捕手(26)と対戦。初球、100マイル(約161キロ)の内角直球を左前に運ばれ、1点を返された。

さらに6回、1死二塁から暴投で1死三塁のピンチを招くと、再びハイムに外角カーブをしぶとく左前に運ばれ、同点打を浴びた。この打席だけで最速100・8マイル(約162・2キロ)など100マイル超え3球を投じるなど、力勝負を挑んだが、最後は約132キロの変化球を捉えられた。

ハイムはこの日3安打で、大谷と前回対戦した4月14日以来の1試合3安打。その試合では、グランドスラムを含む5打点を挙げた。この日を含め、大谷との対戦成績は今季5打数5安打7打点となった。

一気に大谷キラーに名乗り出たメジャー3年目の26歳は少し照れ笑いを浮かべ、「誰がマウンドにいようと勝つために、いい打席にしたいと思っている。彼はスーパースターなのは誰もが知っている。ただ、出場した時には誰であろうと、ベストを尽くすだけ」と振り返った。

前日17日の試合はレンジャーズのウッドワード監督が、6試合連続で出場を続けていたハイムを先発メンバーから外して“温存”。途中出場にはなったが、休養を与えて臨ませた大谷との再戦で、ハイムが再び大谷攻略に大きく貢献した。