MLBナンバーワン有望株のオリオールズのアドリー・ラッチマン捕手(24)が21日(日本時間22日)、本拠地でのレイズ戦でメジャーデビューし、メジャー初安打となる三塁打を放った。米国では、エンゼルス大谷翔平投手(27)クラスのスター候補登場と注目が集まった。

ラッチマンは2019年ドラフトでオレゴン州立大から1巡目全体1位指名でオリオールズに入団。今季はマイナーで19試合に出場し打率3割9厘、3本塁打、9打点。全体ナンバーワン有望株の捕手のデビューは、オリオールズでは09年のマット・ウィータース以来となる。

MLBでは今季、他にマリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手(21)、ロイヤルズのボビー・ウィット内野手(21)と将来のスター候補がデビュー。ベースボール・アメリカ誌のJ・J・クーパー記者は「ラッチマン-ロドリゲス-ウィット」の有望株トリオはかつての「大谷-アクーニャ-ゲレロ」に匹敵すると評している。大谷は約100年ぶりの本格的二刀流の活躍で歴史をつくり、ブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手(24)はメジャー屈指のオールラウンド選手、ブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(23)は昨季本塁打王となった。

22日付のボルティモア・サン電子版は球団を背負って立つ未来のスターとしてラッチマンを取り上げ、大谷ら最近のスター選手たちのデビューからこれまでを振り返る特集を掲載した。