エンゼルス大谷翔平投手(27)が、26日(日本時間27日)から始まるブルージェイズ4連戦の初戦に先発する。

24日(同25日)、マドン監督が明かした。昨季、本塁打王争いでしのぎを削ったゲレロとの再戦。昨年8月12日の初対戦では、2打数1安打。第1打席で三遊間を抜ける左前打を浴びたが、第2打席は空振り三振を奪い、この試合で大谷は7勝目を挙げた。

今季の本塁打数はヤンキースのジャッジが17本塁打とキング独走中で、大谷は9本、ゲレロは8本。ともにここまでアーチ量産とはいかないが、僅差で迎える大谷VSゲレロの直接対決に注目が集まる。また、3戦目には菊池雄星投手(30)が先発予定。順調なら大谷は打者で出場する見込みで、岩手・花巻東高の先輩後輩対決にも目が離せない。

名勝負の再来を控え、24日のレンジャーズ戦には「1番DH」で出場。第1打席はカウント2-2から低めのチェンジアップをファウルとし、振り抜いたバットがヘルメットの後部にコツンと当たるハプニング。苦笑いを浮かべながら打席に戻ったが、結局、空振り三振を喫した。第2打席は死球で、“当たり日”のこの日は2打数無安打も、先発シンダーガードの好投でチームは3連勝。貯金を再び2ケタ10に乗せた。(アナハイム=斎藤庸裕)

○…試合前に両軍がベンチ前で黙とうを行った。24日の昼ごろ、米テキサス州ユバルディの小学校で児童19人を含め、教師と合わせて21人が死亡する銃撃事件が起こった。テキサス州に本拠地のあるレ軍はエンゼルスとともに黙とう。スタジアムには半旗が掲げられ、犠牲者を哀悼した。各球場で黙とうが行われ、大リーグ機構は「私たちは悲しみに打ちひしがれている。不条理な悲劇による犠牲者の家族や友人、(事件の起きた)ユバルディに住んでいる方々に哀悼の意を表します」と声明文を発表した。