パドレス傘下の3Aエルパソ秋山翔吾外野手(34)が25日(日本時間26日)、本拠地でのシュガーランド戦に途中出場し、4打数2安打1打点と、5月11日の合流以来、10試合連続安打をマークした。打率は3割4分となった。

前日は延長12回までもつれたナイターで、この日は午前11時5分開始のデーゲームとあって、スタメンから外れ、当初は休養の予定だった。ところが、3回の守備で左翼手がフェンスと激突して負傷。秋山が緊急出場することになった。

それでも、しっかりと結果を残した。5回無死一塁から右翼線へライナーの二塁打を放ち、後続の適時打で生還。7回2死一、二塁の打席では、カウント0-2と追い込まれながら中前へ適時打を放ち、2試合連続でマルチ安打をマークした。試合後は「疲れました」と苦笑する一方で、あえて今後の課題を挙げた。この日の2安打の球種はスライダーとカーブ。「(時速)95マイル(約153キロ)を超える投手からが本番。もう少し真っすぐをパチンと打ちたいですね。そういう練習もしていかないといけないと思います」。

好結果を続けている一方で、パドレスとはマイナー契約でもあり、メジャー復帰は決して簡単ではない。それでも「今、残しているもの、感じているものは、今後絶対に生きてくる」と、前向きな姿勢は変わっていない。