レッドソックスが沢村拓一投手(34)を傘下3Aウースターに降格させた理由について、コーラ監督は28日、疲弊したブルペンの入れ替えと制球改善に取り組ませるための措置と説明した。

沢村は今季ここまで18試合に登板し、0勝1敗、1ホールド、防御率3・60。直近では27日(日本時間28日)のオリオールズ戦で9回途中に5番手で登板し、1回2安打1失点と打たれた。この4日間で3試合に登板しており、コーラ監督によると、メジャーにとどまったとしても28日(同29日)のオリオールズ戦には投げさせない予定だったという。沢村にマイナー降格のオプションがあるため、ブルペンの人数が足りない状態のままにするよりもオプションを使うことを選択したという。

同監督は「ストライクを投げること、特に直球でストライクを取ることに関してもっと精度を上げなければならない。疲労していない投手を2人加えることは勝つためにさらに重要だ」と話した。沢村の降格と同時に今季2セーブの右腕ハンセル・ロブレス(31)が負傷者リスト入りし、代わりに元広島のライアン・ブレイシア(34)とフィリップス・バルデス(30)の両右腕が昇格。

同監督は「我々はまだ彼を気に入っているし、何も変わることはない。ただチーム状況を考えると、投手陣を入れ替える必要があった」と説明した。