エンゼルス大谷翔平投手(27)が、投打二刀流でチームの連敗を14で止めた。「2番DH兼投手」で出場し、投手で7回を投げ、4安打1失点で今季4勝目を挙げた。打者では決勝の逆転12号2ランを放つなど、4打数2安打2打点で打線をけん引。投打をデータ面から分析する。
〈投手〉
◆今季最速 3回2死三塁、2番ディバースへの6球目に101マイル(約162・5キロ)で空振り三振を奪った。5月18日レンジャーズ戦で2球記録した100・8マイル(約162・2キロ)を上回る今季最速。スタットキャストによると、大谷の公式戦でのメジャー最速は、18年5月31日と21年4月4日にマークした101・1マイル(約162・7キロ)。今回はこれに次ぐ3位タイ(3度目)。オープン戦では21年3月21日に101・9マイル(約164・0キロ)を出している。日本では165キロを記録している。
◆平均球速 41球投げた直球の平均球速は98・1マイル(約157・9キロ)。5月18日レンジャーズ戦の98・6マイル(約158・7キロ)に次いで今季2番目にスピードが出ていた。
◆最多100球 投球数はちょうど100。3桁は今季10試合目で初めて。昨年は最終登板となった9月26日など23試合中4試合が100球以上だった。昨年は登板11試合目の6月23日に初めて100球を超えた(105球)ので、今季は1試合早い。
◆空振り率 スイングされた53球のうち空振りは18球で、空振り率は34%。前回登板の2日ヤンキース戦では7%と異常に低く、癖がバレているのではと懸念されていた。今回は、前々回までの今季平均36%に近い数字に戻った。
〈打者〉
◆リアル二刀流で初本塁打 今季登板した試合では10試合目で初本塁打。昨年9月10日アストロズ戦以来、メジャー通算4度目。今季は試合前まで登板9試合で37打数9安打で打率2割4分3厘、0本塁打、5打点だった。この試合では4打数2安打1本塁打2打点と、登板5試合ぶりの複数安打をマークした。
◆直球打ち 12号本塁打は148キロの高め直球を打ったもの。直球を打ったのは11号に続いて今季4本目。他にカーブ3本、カットボールとシンカー(ツーシーム)2本、スライダーが1本。この1本で直球が今季最多となった。
◆逆転弾 本塁打は1点リードされている5回に飛び出し、逆転2ランとなった。今季は先制本塁打を4本打っているが、逆転本塁打は初めて。自らを援護した。
◆打球速度 打球速度は104・4マイル(約168・0キロ)で今季の本塁打12本では最も遅い。今季の本塁打の平均速度は108・3マイル(約173・8キロ)。飛距離394フィート(約120メートル)も、今季は3号の119メートルに次いで2番目に短い。



