2本塁打を含む8打点の翌日に13奪三振の2ケタ奪三振をメジャー史上初めて達成したエンゼルス大谷翔平投手(27)の歴史的2日間を、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が24日付で徹底比較する記事を掲載した。過去の選手と比較することで、大谷の成し遂げたことのすごさを改めてたたえている。主な比較は以下の通り。

8打点と13奪三振を2日間で達成したのは大谷が初だが、これに最も近いことを達成した選手は誰か。ブレーブスのコニー・クロニンガー投手が1966年4月12日に12奪三振をマークし、3カ月後の7月3日に投手で打線に入り、2満塁弾を含む9打点を記録している。

2本塁打を含む8打点を記録した選手で登板経験があるのは誰か。データ分析会社「STATSパフォーム」によると、前出のクロニンガーと、殿堂入りした強打者ジミー・フォックスが記録している。45年にアスレチックスで2試合に先発し、計6三振を奪っているという。

ベーブ・ルースはこれに近いことをしていないのか。レッドソックスに所属していた15年6月17日に11奪三振をマークしたのが自己最多。当時は打点がまだ公式記録ではなかったが、「ベースボール・リファレンス」によると、ルースはこの試合で3打点を記録したという。1試合最多打点は7で、4度達成。その翌日の登板で奪った三振で最多は3だという。

同記事は「このショウヘイ・オオタニという人物は、果たして本物の人間なのか? 我々と同じ生物分類なのか? 我々と同じ惑星から来ているのか?」と驚きを表現している。