昨オフにブレーブスからドジャースにFA移籍したフレディ・フリーマン内野手(32)が、移籍後初めて古巣アトランタに遠征し、感傷的な涙にくれた。

試合前には昨季ブレーブスで世界一に輝いたワールドシリーズのリングを贈呈され、涙をにじませながら地元ファンの大歓声とスタンディングオベーションに応えた。凱旋(がいせん)記者会見では、会場に入るやいなや涙を滝のように流し、いったん席を外し会場を出ていくほどだった。会見が始まってからも涙が止まらず、タオルで拭いながら話した。

フリーマンは2007年ドラフト2巡目でブレーブスに入団し、メジャー初昇格の10年から12年間ブレーブス一筋でプレー。20年にMVPに輝き、球宴に5度選出された。昨オフにFAになり残留交渉を続けたが折り合わず、開幕直前の今年3月18日にドジャースと6年総額1億6200万ドル(約211億円)で移籍。この時も失意の涙を流していた。

会見では「この感情をどう説明したらいいのか。ただここに戻ってこられてうれしい。ブレーブスとアトランタをどれだけ愛してきたか、もう何度も言ってきた。ここでの3連戦をどうやってプレーすればいいのか、正直分からない」と話した。