エンゼルス大谷翔平投手(27)が6月30日(日本時間7月1日)、オールスター戦(7月19日、ロサンゼルス・ドジャースタジアム)ファン1次投票でア・リーグDH2位の票を集めファイナリストとして最終投票に進出した。得票は166万4012だった。

1位はアストロズのヨーダン・アルバレス(25)で221万5456票。3位はブルージェイズのダニー・ジャンセン(27)で92万8971票、4位はレッドソックスのJ・D・マルティネス(34)で68万1614票、5位はタイガースのミゲル・カブレラ(39)で56万1752票だった。

大谷はアルバレスと約55万票差だったが、最終投票には1次の得票は持ち越されず、1次が1人1日5回まで何度でも投票できたのに対し、最終投票では期間中、24時間ごとに1度しか投票できない。候補2人のみの「決選投票」になり、全世界からホームページ上で容易に投票できるため、結果が大きく変わる可能性もある。

この日、ファイナリストを発表したMLBネットワークの番組では解説者が「アルバレスのここまでの成績は、ファン投票1位に値する」としながらも、「ショウヘイが投打で毎試合やってのけていることを考えると、どちらとも言えない」「打撃のみで考えると、アルバレスは安定感がある一方、ショウヘイはとてつもなくデンジャラスな打者だ」と分析した。

アルバレスは今季ここまで67試合に出場し打率3割1分6厘、23本塁打、56打点。長打率とOPSはリーグ1位となっている。

一方の大谷は75試合に出場し、打率2割6分5厘、17本塁打、49打点をマークしている。

各ポジションのファイナリストは米東部時間5日正午(日本時間6日午前1時)から始まる投票で決戦が行われ、ファンは同8日午後2時(同9日午前3時)までに投票が可能。多数票を獲得した選手は、ファン選出でオールスター戦スタメンとなる。スタメン発表は米東部時間8日午後7時(日本時間9日午前8時)からの米ESPNの番組内で発表される。

アルバレスは6月29日のメッツ戦で遊撃手のペーニャと守備で交錯して負傷。自力で立ち上がったもののカートに乗って退場し、翌30日のヤンキース戦でスタメンを外れた。

大谷は昨年、DHファン投票1位で選出され、史上初めて1番で投手兼DHとして出場していた。