オリオールズは、今季先発転向のタイラー・ウェルズ投手(27)が4回まで無安打無失点と好投し、6連勝で7勝目(4敗)を挙げ、ブランドン・ハイド監督から絶賛された。

前回登板した6月27日の試合でも、4回まで無安打無失点としていたウェルズ。この日も5回にニック・ゴードン左翼手に二塁打を許すまでノーヒットノーランとし、6回を投げて3安打1失点、1四球、キャリア最多の7三振を記録した。

2016年のドラフトでツインズ入りし、20年12月にオリオールズ入りしたウェルズ。トミー・ジョン手術で2シーズン投げられない時期もあった。ハイド監督は「素晴らしい。まったく信じられないくらいだ。うちに来る前、2年間投げていなかったのに。(救援だった)去年の働きも信じられなかったが、今年の仕事ぶりはそれをはるかに上回る。みんなワクワクしているよ」とウェルズを褒めちぎった。

ライアン・マウントキャッスル一塁手も「守備に向かったと思ったら、数分後にはベンチに戻ってくる、毎回そんな感じ。最高だね。彼の投球は素晴らしいし、ゾーンを攻めて相手を仕留めている。すごいことだよ」とコメント。直近4戦の各試合では無失点か、わずか1失点に抑えているウェルズをたたえた。(AP)