ベーブ・ルースの孫であるトム・スティーブンスさん(69)が、エンゼルス大谷の偉業をたたえ、日刊スポーツに祝福のメッセージを寄せた。真の二刀流として、史上2人目となる記録の重み。祖父の姿を重ねながら、いずれ「ルース超え」の夢を託した。

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Dear Shohei-san(親愛なる翔平さんへ)、ベーブ・ルースファミリーを代表して、あなたが歩み始めた唯一無二の旅路で、この成功が続くことをお祈りしています。

あなたは二刀流として未知の領域にいて、この偉業まで自分の力でたどり着きました。ベーブは、決して二刀流になろうとは思っていませんでした。彼は単に、投手から野手に転向したのです。

あなたが二刀流をやると宣言していることは、勇気と、自分の能力に対する自信がある証しです。そういうもの(勇気や自信)はベーブも同じく持っていました。

これからどうなるのかを言い表すには早すぎるかもしれませんが、少なくとも今あなたは、いい状態を続け、二刀流が可能であることを証明しました。

最終的には、808(ルースの通算714本塁打+94勝)という数字を期待してもいいかもしれません。これからも、あなたの幸運をお祈りしています。

トム・スティーブンス