昨年初開催され、今年が2年目の「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」が、来年度は球場周辺の工事のため開催が見送られることとなった。11日(日本時間12日)、米紙デモイン・レジスター電子版が報じた。

「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」は、1989年公開の野球映画の舞台に建設された特別球場で行われる年に1度の公式戦。球場は米アイオワ州東部のダイアーズビルに位置し、トウモロコシ畑の中に設営されている。昨年はホワイトソックスとヤンキースのカードで行われ、今年はレッズとカブスが対戦した。

同紙によると、球場周辺に青少年のための野球施設が今年中に着工されるため、試合の開催ができなくなるという。同球場を含めた周辺施設の共同オーナーを務める元ホワイトソックスの殿堂入り打者フランク・トーマス氏は「さまざまな計画が進行している。球場が準備できていない状態で試合は開催できない」と話した。2024年以降に開催される可能性は残されているという。