メッツ傘下3Aシラキュースの加藤豪将内野手(27)が13日(日本時間14日)、フィリーズ戦の試合前に本拠地シティフィールドへ緊急招集された。

前日の試合で三塁手のエデュアルド・エスコバルが左脇腹の張りで途中交代した。二塁手のジェフ・マクニールは、フィリーズのホスキンスに右手親指を踏まれて裂傷を負った。相次ぐ内野手の負傷に、内野ならどこでも守れるユーティリティー選手の加藤に白羽の矢が立った。

エスコバルはスタメンを外れたが、ベンチ入りした。マクニールは8番二塁でスタメン出場した。このため、40人枠外にいる加藤のメジャー昇格は見送られた。

加藤は今年、マイナー契約でブルージェイズのキャンプに参加。オープン戦で打率3割3分3厘、1本塁打、3打点、2盗塁と活躍し、プロ10年目で初めてメジャーに昇格した。開幕からベンチ入りし、3A降格を挟み8試合に出場し7打数1安打1打点。5月4日に戦力外通告を受け、同7日にウエーバーでメッツに移籍した。7月第2週にインターナショナル・リーグの週間MVP獲得。3Aでは177打数39安打、7本塁打、22打点、5盗塁、打率2割2分の成績を残している。

12日は3Aの本拠地ニューヨーク州シラキュースでの試合に出場し、途中交代していた。