カージナルスのルーキー、ブレンダン・ドノバン二塁手がキャリア初となる満塁弾を放ち、逆転勝利に貢献。その瞬間、頭に浮かんだのは「ベースを踏み忘れないように」という思いだったと明かした。

ドノバンは1-3と劣勢で迎えた7回、満塁の場面で打席に立つと、日本ハム、ソフトバンクでもプレーしたニック・マルティネス投手の5球目を右中間へ。今季5号がキャリア初のグランドスラムとなった。カージナルスはその後1失点したものの、ドノバンが挙げた4点がモノを言い1点差で逆転勝利。シリーズ3連敗を免れた。

殊勲のドノバンは「今季屈指のビッグスイング。気持ちがいい」とコメント。「このチームには素晴らしい選手がそろっていて、いつでも逆転できる攻撃力があるとみんな分かっている。あとは誰がそれをやるかというだけだった」と振り返った。

グランドスラムを放った瞬間どんなことを考えたか、との質問には「ベースを踏み忘れないようにと。懸命に走りながら、途中でベースを踏み忘れないように、全部踏むように」と、まさかのミスで台無しにしないようにとの思いがよぎったことを明かしていた。(AP)