エンゼルス大谷翔平投手(28)が今季14勝目を挙げ、“Wルース超え”を果たした。5回0/3を投げ、3安打2失点。14勝&34本塁打で、1918年にベーブ・ルースが初めて勝ち星と本塁打数の「ダブル2桁」を達成した「13勝&11本塁打」を投打で上回った。4回には、今季通算200奪三振とし、日米通じて自身初の大台に到達。7三振を奪った一方で7四死球と苦しみながらも、初の規定投球回(162)までは、あと「9」とした。

気温約12度の小雨の中、「3番DH兼投手」で先発。1回のマウンドは、雨の影響もあってか制球に苦しんだ。1死から四球、死球、四球で1死満塁。続く5番ケーブを二ゴロに打ち取ったが、二→遊→三の併殺の間に先制を許し、無安打で1点を失った。

ウォードの20号ソロで同点に追いついた直後の2回は、1死から四球を出すも、後続を2者連続で空振り三振。1点を勝ち越して迎えた3回はわずか10球で3者凡退に抑えた。

4回は、先頭にこの日4つ目の四球を与えたが、ケーブを縦スライダーで空を切らせ、今季199個目の三振。続く6番サンチェスを、カウント2-2から内角への83.4マイル(約134キロ)のカーブで見逃し三振に仕留め、節目の200奪三振とした。7番ウォルナーはフルカウントから、前打者から一転、外角いっぱい98.6マイル(約159キロ)の直球で見逃し三振に切った。

5回は8番コントレラス、9番パラシオスを連続空振り三振とし、前の回から5者連続K。続くアラエスにこの日初被安打となる左前打を許したが、後続を断った。ウォードのこの日2発目の21号ソロでリードを2点に広げて迎えた6回は、先頭から左前打、四球で無死一、二塁。5番ケーブに中前適時打を浴び、続くサンチェスにこの試合6個目の四球を与えて無死満塁としたところで交代。この大ピンチを2番手ループが無失点で切り抜けた。

打者では第3打席まで無安打も、投手降板後の7回2死一、二塁で迎えた第4打席に中前適時打。リードを2点に広げる自身を援護する一打で、9試合連続安打とした。

今シーズンは残り2試合の登板が見込まれ、初の投打でのW規定到達が、着実に近づいている。

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