ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が先頭打者弾で61年ぶりにア・リーグ最多本塁打記録を更新した。レンジャーズとのダブルヘッダー第2試合に「1番右翼」で出場。1回の第1打席、カウント1-1から甘く入ったスライダーを捉え、1961年ロジャー・マリス氏のア・リーグ記録を超える62号を左翼席に運んだ。6試合ぶりに出たアーチに、敵地も大歓声につつまれた。

歴史的快挙を果たしたジャッジは、「間違いなく少しプレッシャーはあった」とコメント。62号を放ってダイヤモンドを回る際には、家族やファン、サポーターのことを考えながら「さまざまな感情」がこみ上げてきたと振り返りつつも、「自分の中では、また一日を終えたというだけ」とし、まだシーズンが終わっていないこともあり、自分の成果を実感するのは、おそらくシーズン終了後だろうと話した。

なお、記録達成のホームランボールはダラス出身のファン、コリー・ユーマンズさんがキャッチ。ジャッジは「素晴らしいキャッチ」だとコメントし、ユーマンズさんにはキャッチしたお土産を持ち帰る権利があると述べつつ「もし戻してくれたらとてもうれしい」とも語った。(AP)