パドレスのダルビッシュ有投手(36)が7回を2失点に抑えたが、打線の援護なく敗戦した。初戦を落としたメルビン監督はダルビッシュについて「7奪三振で1四球、許した安打は3つだけ。そのうち2つがホームランだった。チームに勝利のチャンスを与えるに十分な投球だった」と称賛し「ただ攻撃陣が、何もできなかった」と振り返った。

パドレス打線はフィリーズの先発右腕ザック・ウィーラー(32)に対し7回までに1安打。継投した2人の救援投手に対しても1安打もできなかった。同監督は「ウィーラーは序盤から速球が非常によかった。途中から少しスライダーを織り交ぜ、さらに試合が進むとカーブを使い始めた。今季対戦した中でも最高レベルの投球だったと思う」と相手に脱帽。「本拠地で始まるシリーズで初戦を取りたかったが、それができなかったので、2戦目は重要だ。明日はもう少しいい攻撃をする必要がある」と話した。