レッドソックスのクリスチャン・アローヨ内野手(27)が今年8月のトレード期限前にエンゼルス大谷翔平投手(28)と「交換トレードされた」とチームメートらにジョークを言って笑わせた秘話を明かした。地元ボストンのメディア「マス・ライブ」が2日に伝えたもので、アローヨはポッドキャストでトレード期限のあった米東部時間8月2日午後5時直前のことを回想した。

その時、レッドソックスのクラブハウス内は誰がトレードで出ていくか疑心暗鬼となり、ピリピリムード。そこでアローヨがいきなり「僕、オオタニと1対1でトレードされたよ」と言ったという。もちろんメジャーのトップスターである大谷とユーティリティー選手のアローヨが交換トレードされるなど誰も信じるわけがなく、その場は笑いに包まれたという。

アローヨは「緊張した空気だったから、少しムードを和らげたかったんだ。誰がどこにトレードされるか、本当にわからない状況だったからね」と振り返った。そのトレードでエンゼルスは得をしたと思うかと問われると「100%ノーだよ。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)は信じられない働きでMVPになったけれど、ショウヘイ・オオタニは、選手の価値という点でいえば野球界で最も驚異的な選手だ。オールスター級のDHでサイ・ヤング級の投手なのだからね」と話した。