オリックスからポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦を目指している吉田正尚外野手(29)について、代理人を務めるスコット・ボラス氏(70)が現状を明かした。6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州サンディエゴで行われているウインターミーティングでメディアに対応。活発化する今オフの移籍市場について「非常にアグレッシブな状態」とした上で、吉田について「複数年契約になるだろう」と見解を明かした。

外野手の大物選手ではこの日、ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたベリンジャーがカブスと1年契約で合意。ボラス氏は「おそらく13球団ほどが外野手を欲しがっているが、米国サイドでは6人ほどしかフィットしない。従って、吉田にも多くの関心が寄せられている」と語った。今季、打率3割3分5厘、21本塁打、88打点の結果を残した左のスラッガーに対して「球団は彼の打撃、走塁の技術にも関心がある。チームにないものをもたらしてくれると理解している」と話した。