来年3月に行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に、通算123勝のランス・リン投手(35=ホワイトソックス)と、同67勝のネーサン・イオバルディ投手(32=レッドソックスFA)の先発2投手が米国代表として出場することが分かった。MLBの公式ツイッターなどが14日(日本時間15日)、正式に発表した。

イオバルディは時速100マイル(約161キロ)近い速球を持つ右腕で、ヤンキース時代は田中将大(楽天)の親しい同僚としても知られる。メジャー11年で通算67勝68敗、防御率4・16をマークし、2018年ワールドシリーズでは3試合で防御率1・13と快投を続け世界一に貢献。昨季は初の球宴出場を果たし、今季はケガに悩まされながらも20試合に登板し6勝3敗、防御率3・87と好投した。

リンはメジャー11年で通算123勝84敗、防御率3・52。球宴に2度選出され、サイ・ヤング賞争いでは19年に5位、20年に6位、昨季は3位の票を得た。今季は膝の手術明けで開幕から出遅れたが21試合で8勝7敗、防御率3・99をマークした。

米国代表の先発投手陣はカージナルスのウェインライトとマイコラス、ヤンキースのコルテスら実績ある投手が多数加わり、これで9投手が名を連ねた。