来季のエンゼルスの戦力は30球団中15位と予想された。米スポーツ専門局のESPNは、ほとんどの大物選手が移籍先が決まった27日の段階で、来季のMLB30球団の戦力を比較。23年のスケジュールを基に1万回のシミュレーションを行い、順位付けを行った。

大谷翔平投手(28)を擁するエンゼルスは、勝率5割となる81勝を予想され、プレーオフ進出確率は31%、優勝確率1%(0.2%増)、戦力補強攻勢ランク6位、改善度ランク7位となった。

エ軍は今オフ、今季15勝のアンダーソン投手、同29本塁打のレンフロー外野手、同28本のドゥルーリー内野手、同13発のウルシェラ内野手ら積極補強を見せた。だが、先の野手3人はあくまで補完的で「まずトップヘビーな選手のスターがより多く出場しないといけない」と、トラウト、レンドンの常時出場が大きな鍵を握るとされた。また、ローテーションは良質な先発を1人か2人加えることやブルペン陣の改善が、躍進には必要とされた。

予想の1位は102.8勝のメッツで、2位はダルビッシュ有投手が在籍し、99.9勝のパドレス、3位は99.4勝のヤンキース、4位は99.2勝のブレーブス、5位は94.4勝のレイズだった。

エンゼルスと同じア.リーグ西地区では、アストロズが93.2勝の6位で最上位だった。次いで83.3勝で13位のマリナーズ。81勝のエ軍を挟んで、79.5勝のレンジャーズ、63.1勝のアスレチックスという順番だった。

他に日本人選手の所属球団では、菊池雄星投手が在籍するブルージェイズが89.9勝で8位、前田健太投手のツインズが80.5勝で16位、吉田正尚外野手が加入するレッドソックスが76.9勝で18位、鈴木誠也外野手のカブスが73.2勝で23位だった。