ツインズやレッドソックスでリリーフエースとして活躍したビル・キャンベル氏が、がんのため74歳で死去した。ボストン・グローブ電子版などが6日、伝えた。

キャンベル氏は1973年にツインズでデビューし、メジャー15年間に7球団でプレー。ツインズ時代の76年にリーグ最多の78試合に登板して17勝20セーブをマークし、1シーズンで17勝と17セーブ以上を記録したメジャー史上唯一の投手となった。

レッドソックスに移籍した77年にはア・リーグ最多の31セーブでセーブ王に輝き、球宴に初選出。タフな働きぶりから鉄人とも呼ばれたが、78年にはケガに悩まされ、その後4年間は42試合以上に登板したシーズンがなかった。

しかしカブス移籍した82年には62試合に登板するなど復活し、翌83年にはリーグ最多の82試合に登板した。メジャー15年で通算83勝68敗、126セーブ、防御率3・54だった。