カナダメディア「ザ・スコア」は9日、今秋にFAとなる注目選手ランキングのトップ20を選出し、エンゼルス大谷翔平投手(28)を1位に選んだ。

打者としてOPS(出塁率+長打率)が.875であり、fWAR(代替選手との比較で上積みできる仮想勝利数)は3.8、投手としてはFIP(三振、四球、本塁打のみで測る仮想防御率)2.40と、投打の卓越した数値が示された。その上で「大谷は来冬の収穫の最高峰だ。二刀流のスターは、これまでの野球界で最もダイナミックで盛り上げる選手の1人だ。まだ28歳で、MVP級の打撃とサイ・ヤング賞レベルの投球を壮大な能力は、世界中のファンから崇拝されている」と評された。

エ軍との契約は今季限り。秋にはFAとなる予定だ、契約規模については「このような選手は2度と現れないかもしれないので、入札合戦になるはずだ。球界初の5億ドル(約675億円)の契約もあり得る」と予想した。

2位はマチャド(パドレス)、3位はウリアス(ドジャース)、4位はノラ(フィリーズ)、5位はチャプマン(ブルージェイズ)だった。

6位は日本代表としてWBC出場を決めているダルビッシュ有(パドレス)が入った。「37歳で来オフを迎えるが、年齢に惑わされてはいけない。昨年はナ・リーグで6番目に多い194回2/3を投げ、防御率、FIP、WHIP(1回あたりの許走者数)、奪三振率はトップクラスを維持した」と評価された。

元中日の李鍾範の息子で、韓国プロ野球リーグで昨季MVPとなった李政厚外野手(キウム)も15位に入った。