MLBは、マイナーの最上級リーグである3Aで今季、ストライク判定を機械化することを決めたとESPNのバスター・オルニー記者が12日付の電子版記事で伝えた。各球団傘下の3Aチームは30球団あり、そのうちの半数でストライクの自動判定を行う「ロボット審判」を導入し、残りの半数でプロテニスなどですでに取り入れているチャレンジシステムと同様のものを導入するという。

チャレンジシステムに関しては、各チームが1試合に3度までストライク判定に対してチャレンジ権が与えられ、チャレンジに成功すれば権利をそのまま保持できる方式になる。MLBは両方のシステムを検証し、将来的なMLBへの導入について検討する見通しだという。

ロボット審判は2019年からMLBが提携する米独立アトランティックリーグで実験導入され、その後は1Aなどのマイナーリーグでも実験された。チャレンジシステムは昨季、1Aで実験導入され、選手らから好評だったという。