レッドソックスOBで昨年野球殿堂入りしたデービッド・オルティス氏(46)が、今季のレッドソックス打線を心配していると29日付のボストン・グローブ電子版が伝えた。

レッドソックスは今オフ、オリックスからポスティングシステムで吉田正尚外野手(29)を獲得し、攻撃の要であるラファエル・ディバース内野手(26)と2034年まで11年契約を延長。FAのアダム・デュバル外野手(34=前ブレーブス)、ジャスティン・ターナー内野手(38=前ドジャース)も獲得した。だが通算156本塁打のザンダー・ボガーツ内野手(30)がFAでパドレスに移籍し、通算282本塁打の指名打者D・J・マルティネス(35)はFAでドジャースに移籍。トレバー・ストーリー内野手(30)はケガで開幕が出遅れることが確実となっている。

オルティス氏は「もし自分が投手だったら、ディバースとの勝負は避ける。彼は今、メジャーで最も怖い打者の1人だからだ。彼が勝負してもらうためには、彼を助ける打者が必要」と指摘。記事は「ヨシダは選球眼の素晴らしさと冷静さでリードオフを担うことができるかもしれない。だがディバース以外の打線は、確実に計算できるわけではない」と付け加えた。オルティス氏は「シーズンが始まったらどうなるか、見守りたい」と話した。