MLB公式サイトは1月31日付で、エンゼルスのモレノ・オーナーが球団売却を中止したことによる大谷翔平投手(28)の去就への影響を検証する記事を掲載した。

エンゼルス番のレット・ボリンジャー記者による記事で「まずチームのフロント、現場の監督やコーチは、オーナー交代とともに大幅に刷新されることが見込まれていたが、モレノ・オーナーが球団運営を継続することで大きな変化は起こらない可能性が濃厚」と指摘。チーム上層部が自身の進退問題を気にせず今季を戦えるというメリットがあるとした。またオーナーがとどまることで、球団はいつでも大谷との契約延長交渉ができるとも指摘した。

ただし「オオタニは、球団が自分とトラウトを中心として勝てるチームを構築できるか見極めるまで契約を決めないだろう」とし、大谷を引き留められるかどうかは今季の戦いにかかっていると指摘。「今季、ポストシーズンに進出するのは簡単なことではない。ア・リーグ同地区のアストロズ、マリナーズ、レンジャーズはどれもポストシーズンを狙える戦力を持つ」とし「モレノが球団を売らなかったことがオオタニの決断にどう影響を及ぼすか、判断するのはまだ時期尚早」と結論づけた。