20日に行われたWBC準決勝メキシコ戦に先発した侍ジャパンの佐々木朗希投手(21=ロッテ)の人気が米国で急上昇している。6-5の劇的な逆転サヨナラ勝ちで決勝進出を決めた試合で、佐々木は4回に先制3ランを許して降板したが、米メディアは大谷翔平(エンゼルス)と並ぶ日本のエースだと絶賛し、将来メジャーリーグで活躍する可能性にも言及。「ロウキ・ササキ」の名前は米国の野球ファンの間にもとどろき、ひいきのチームでプレーして欲しいという投稿がツイッターを賑わせている。

ボストン・レッドソックスのファンは、「(サッカーのイングランド・プレミアリーグ)リバプールを売って佐々木のポスティング費用を払って」とトム・ワーナー会長にお願い。ニューヨーク・ヤンキースのファンは、帽子とユニホームを合成した佐々木の写真と共に「45分前にロウキ・ササキのことを知ったけど、ヤンキースの一員になる運命にあることはわかっていた」と投稿。また、ニューヨーク・メッツファンも「将来のメッツにどう思う?」とオーナーのスティーブ・コーエン氏に問いかけている。

「ササキ、オオタニ、センガのローテーションを見るのが待ちきれない」と書き込むメッツファンや、「白紙の小切手用意して」といった書き込みまであり、将来の争奪戦を見据えて気の早いファンたちが佐々木にラブコールを送っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)