右上腕の張りで負傷者リスト(IL)入りしているツインズ前田健太投手(35)が、20日(同21日)からブルペン投球を再開することを明かした。

この日の試合前、ストレッチなどでウオーミングアップを行った後、キャッチボールで調整。フォームを確認しながら、約30メートルまで距離を伸ばした。現状について、「明日、ブルペンにも入る予定で、すごく状態もいいですし、ただ、無理して早く戻るというよりもしっかりとした状態で戻れるように。焦らずにいい状態で戻れるようにしたい」と話した。

21年9月に右肘のトミー・ジョン手術を行い、今季から復帰したが、4試合に登板して0勝4敗。4月29日に15日間のILに入った。「また違う場所なんですけど、すぐ通常に戻れるわけではないと思うので、少し時間はかかると思いますし、人それぞれ変わってくるもの。いろんな選手に聞いても、仕方ない、とみんな話しているので。その辺りは悩まずというか、マイナスに捉えずに、手術した選手には起こるものだと思いながら、そこはうまく、いい時間にしながら調整していけたらいいなと思います」と前を向いた。

現在は球団スタッフや投手コーチらと、投球フォームのズレを修正している段階という。「どうしても、復帰した時というのは自分の中でもしっくりきていない状態ではあった。この間にしっかり修正して、次戻ったときには同じようなことが起こらないように、プラスの時間にしたい」と、明るい表情で語った。