ブルワーズのウィリー・アダメズ内野手(27)が、26日の本拠地ジャイアンツ戦でベンチで手すりにもたれかかっているところ、頭にファウルボールの直撃を受け、病院で検査と治療を受けた。カウンセル監督によると骨折は無く、1日で退院する見込みだが、脳振とうによる7日間の負傷者リストに入るという。

MLB公式サイトによるとアダメズは2回裏、先頭で打席に入った同僚アンダーソンの打球を頭部左側に受けた。ダッグアウトのベンチに座ってスタッフによる治療を数分間受け、自らの足でベンチ裏に下がった。試合再開後、打球を放ったアンダーソンは涙を浮かべながら打席に立ち、遊ゴロで凡退。直後、アダメズの様子を確認するためベンチ裏に向かった。

ドミニカ共和国出身のアダメズは18年にレイズでデビューし、強打の遊撃手として活躍。21年途中にブルワーズに移籍し、昨季は自己最多35本塁打を放った。今季は50試合で打率2割5厘、9本塁打、27打点、OPS・673。